世の中にはいろいろな職種がありますね。営業職に人事職、開発職に事務職などなど。
そんな職種の中でも特に厳しく辞めたい人が続出するというのが営業職です。取引先とのコミュニケーションはもちろん、アポなしでアタックする飛び込み営業の辛いこと辛いこと。
今回は営業職の仕事がいかにブラックなのか?営業職を辞めたいと思う理由は?といったことについて詳しく紹介していきましょう。
今日はもうダメかも…
仕事に行きたくない…。行かなきゃいけないのは分かっていても「心」と「身体」がついていかない…。そんな時は会社に嘘をついてでも休みをとるべきだと思います。
上司や周りの人間はあなたの休みを快く思わないかもしれませんが、あなたの状態はあなた自身が一番わかっているはずです。精神を削られ過ぎて立ち直れなくなる前に対処しましょう。
もうどうしても会社に行くのが嫌なら退職を検討するべきでしょう。もしも自分の口から言えないのであれば「退職代行サービス」を利用してください。あなたの強い味方になってくれるでしょう。
目次
営業職はブラック?営業もいろいろ
「営業職はブラック?」と聞かれた時、「イエス」「ノー」といった結論を簡単に出すことはできません。なぜなら、営業職と言っても様々な業界に存在するわけで、業界ごとに仕事内容は異なります。
有名なものなら不動産営業や金融業界の営業などでしょうか。他にも車業界や医療業界など営業職は本当に多くの業界に存在しています。
それもそのはず。社会人の約10%は営業職として働いている、なんて言われるくらいですからね。
そんな営業職の中でも下記の業界で働く方々は仕事を辞める率が高いと言います。
- 不動産業界
- 訪問販売業界
- 証券業界
- 旅行業界
上記のような業界の営業職の方は、過酷なノルマなどに嫌気がさし、数年もしないうちに退職してしまうことが多いようです。
とおるくん
ゆかりちゃん
飛び込み営業が特にブラック!
さて、営業職がブラックと言われやすい理由のひとつに飛び込み営業の過酷さがあります。まずはこれを確認していきましょう。
営業の仕事の種類を確認
飛び込み営業の過酷さの前に、営業の仕事の種類を紹介しておきましょう。営業職には主に以下のような仕事が存在しています。
外回り
取引先やお客さんの元へ直接出向く営業方法が外回りです。企業の方が相手であれば、普通はアポイントをとったうえで営業に行く流れになりますね。なお、飛び込み営業も外回りの一種で、主にアポイントなしでいきなり営業に向かうことを指します。
電話営業
社内から電話で営業を行うのが電話営業です。皆さんもインターネットの切り替えや不動産の売買などを促す電話がかかってきた経験がありませんか?あれが電話営業です。アポイントなしのうえ、夕食時や夜遅くに電話をかけることもあり、お客さんからは嫌われがちです。
店頭営業
お店に来たお客さんに対して営業を行うのが店頭営業です。もともと不動産やインターネット契約などに興味を持ったお客さんに勧めるわけですから、営業の成功率は上記2つより高めだと思っていいでしょう。
とおるくん
ゆかりちゃん
飛び込み営業は成功率が低い!
上記で紹介した営業方法の中でも、特に辛いと言われがちなのが飛び込み営業です。飛び込み営業とは、アポイントなしでいきなりお客さんの家に訪れ営業を始める手法のこと。
ようはお勧めする商品に興味があるかも分からない人へと営業をすることになりますし、アポイントなしの急な来客となりますので、当然ながら嫌われます。
下手をすればろくに話を聞いてもらえず門前払い・・・というより、まともに話を聞いてもらえるケースよりも門前払いの方が多いかもしれません。
いくつもの家に足を運び、そのたびに断られたり「今は忙しいんだよ!」と怒りの言葉をもらったり…。なかなか精神的にしんどいものがありますね。
それでいて不動産業界などはいまだに飛び込み営業を指示することが少なくないとか。飛び込み営業の辛さに仕事を辞めてしまう人の数も決して少なくないようです。
とおるくん
ゆかりちゃん
営業職は辞めたいと思う瞬間が多い!
上記で飛び込み営業の辛さを紹介しましたが、営業職の辛さはそれだけではありません。他にも「辞めたい!」と思う瞬間は多いものです。
人とのコミュニケーションが辛くて辞めたい
営業職の仕事と言えば人とのコミュニケーションがメインですね。取引先の企業やお客さん等と会話で打ち解けていかなくてはなりません。
人と話すのが大好きな人ならまだしも、コミュニケーションが苦手な人に取ってこれは地獄。特に気難しいお客さんだと些細な発言で怒ったり、上げ足をとってくるのですから、あっという間にストレスゲージは満タンです。
飛び込み営業に関しては「お前、あの家の人と仲良くなって商品売ってこい」と見ず知らずの人の家に向かわされるわけで、これをブラックじゃないと感じる人はそうそういないでしょう…。
お客さんに怒られるのが嫌で辞めたい
飛び込み営業や電話営業ではお客さんから怒られることも日常茶飯事です。そもそも、飛び込み営業に関してはアポイントもなしで急に足を運ぶわけですから、お客さんが怒るのも無理はありませんね。タイミングによっては昼食や夕食を食べていたり、あるいは自宅で仕事をしていたかもしれないのですから…。
企業に足を運ぶ法人営業であればアポイントもとったうえですし、怒られることはそう無いと思われますが、迂闊な一言で相手の気分を害してしまう可能性はゼロではありません。
その結果、取引がスムーズに進まなくなり、上司から怒られてしまうこともしばしば、です。
残業ばかりで辞めたい
営業職と一口に言っても様々な業界に存在するため、一概に「営業職=残業が多い」とは言いにくいのですが、長時間の残業に嫌気がさしている営業職の方は非常に多いようですね。
特に、営業相手が個人であれば基本的に営業の約束は18時や19時など、相手の仕事が終わってからの時間帯になります。そこから営業をして21時や22時。さらに会社に戻って報告書などを仕上げていれば日付をまたいでしまうかもしれませんね。
ノルマが多くて辞めたい
営業職と言えばノルマ。ノルマと言えば営業職と言えるほど、両者は切っても切り離せない関係にあります。
ノルマは仕事をするうえでひとつの目標になりますし、達成にやりがいを感じることも多いのですが、営業が苦手な方にとっては苦痛でしかありませんね。
周りがノルマを簡単に達成する中で自分だけノルマに届かなければ劣等感で自信が無くなり…。さらに「ノルマを達成できない社員」というレッテルから昇進も難しくなる…。もちろん上司からのお説教も免れません…。
とおるくん
ゆかりちゃん
自爆営業で辞めたい
世の中には自爆営業という理不尽な営業方法(?)が存在します。
ノルマ未達成の社員に対し、自社の商品を自腹で購入させノルマを達成させること。
ようはノルマを達成できなかった社員が自腹を切る羽目になるわけですね。会社によってはほぼ強制的に自腹を切るよう命令しているようで、そのせいで生活費がカツカツという方も…。
正直、自爆営業を命令してくるような企業はかなりのブラック企業と言えるでしょう。そんな企業は早めに辞めた方がいいかもしれませんよ。
体育会系の雰囲気が強くて辞めたい
不動産業界などの営業職は体育会系の雰囲気が強いとよく言いますね。
体育会系の雰囲気が強い職場だと上司が普通にパワハラまがいの行為をしてきたり、時には暴力をふるってきたり、飲み会は強制参加だったりと。おとなしめの人には非常に辛いものがあります。
営業職はガツガツと相手に取り入るくらいじゃないと成り立たない仕事ですから、体育会系の方が向いているのかもしれませんね。
体育会系の雰囲気についていけなかった人は辞め、営業職に向いている体育会系の先輩・上司ばかりが残る。そのせいで営業職は体育会系の雰囲気が強いとも考えられます。
こんな人にとって営業は心底ブラック!
今回の内容からお分かりいただけたと思いますが、営業職というのは向き・不向きが出やすい仕事です。たとえば、下記のような人は営業職には向かないと思います。
- コミュニケーションが苦手
- 人に怒られるのが本当に苦手
- 体育会系の雰囲気が苦手
- メンタルに自信が無い
- 一人で黙々と仕事をするのが好き
中でもコミュニケーションが苦手な人は本当に不向き。何といっても営業は毎日コミュニケーションの連続ですからね。
また、人に怒られたり、何度も営業を断られてもめげないメンタルも必要になってくるでしょう。
向かない仕事を無理に続けるのは辛すぎる!退職も検討してみては?
コミュニケーションが苦手だったり、メンタルが弱かったりと、営業職に向かないのに無理に仕事を続けるのは辛すぎます。
「退職は逃げだから…」と考え、辛いながらも営業職を続けた結果、精神を病んでしまったという事例もありますし、合わない営業職を無理に続けるのはおすすめできません。
そもそも、合わないのに営業職を続けても成績はそう上がらず、周りとの差によりストレスを感じてしまうでしょう。
世の中には本当に様々な仕事があります。その中には人とあまり関わらない仕事もありますし、最近は転職支援サービスのおかげで別の仕事へ移る難易度もグッと下がっています。
「毎日の仕事が辛い」「仕事のストレスで眠れない」「職場の人やお客さんに会うのが怖い」といったことであれば、一度、退職も検討してみてはどうでしょうか?
もし上司へと退職を伝えにくいのであれば、退職代行サービスを使って辞めるという手もありますよ。
ゆかりちゃん
とおるくん
営業はブラック?向き不向きの強い仕事!
営業職全体がブラックとは言いませんが、コミュニケーション能力を求められたり、体育会系の雰囲気が強かったりと、一部の人にとっては地獄のように感じる仕事ではあります。
とにかく向き・不向きが強く出る仕事ですから、もし合わないと思えば早めに退職し、他の仕事へ移るのがいいでしょう。
私たちは人生のために仕事をしているのであって、仕事のために人生を送っているわけではありませんからね。ストレスを感じず楽しくこなせる、人生を豊かにしてくれる仕事を探してみてはどうでしょうか?
とおるくん