公務員と言えばホワイトな仕事で残業も無ければ休日出勤も無し!なんて考えていませんか?
確かに残業も休日出勤も無い公務員は存在しますが、一方で長時間の残業や休日出勤を強いられる公務員も少なくないんですよ。
ここでは公務員がブラックだとされる理由を徹底的に紹介していきます。公務員=ホワイトと考えている人は、本記事でその常識が覆るかもしれませんよ。
今日はもうダメかも…
仕事に行きたくない…。行かなきゃいけないのは分かっていても「心」と「身体」がついていかない…。そんな時は会社に嘘をついてでも休みをとるべきだと思います。
上司や周りの人間はあなたの休みを快く思わないかもしれませんが、あなたの状態はあなた自身が一番わかっているはずです。精神を削られ過ぎて立ち直れなくなる前に対処しましょう。
もうどうしても会社に行くのが嫌なら退職を検討するべきでしょう。もしも自分の口から言えないのであれば「退職代行サービス」を利用してください。あなたの強い味方になってくれるでしょう。
目次
公務員もブラック?その理由とは
さっそく公務員もブラックとされる理由を見ていきましょう。
市役所でも普通に残業あり
公務員の職場と言えば市役所を想像する方も多いでしょう。また、市役所勤めといえば残業なしといったイメージもありませんか?
しかし、それは大間違い。確かに部署次第ではほぼ残業なしで帰れることもありますが、「市役所なのに残業ばっかりで辛い…」「市役所が残業なしとか都市伝説」といった声があがっているのも事実です。
たとえば、企業の口コミサイト「キャリコネ」で大阪市役所の情報をチェックしてみると、平均残業時間は月21.2時間とあります。つまり1日あたり1時間くらいの残業は見ておいた方がいいでしょう。他の市役所を見ても月平均20時間前後は残業があるようです。
また、この残業時間はあくまでも平均であって、中にはさらに長時間の残業をしている方も少なくないですし、休日出勤の日数も月平均1.3日ほど。
市役所だから残業・休日出勤は無いといった情報はごく一部の人にしか当てはまらないようです。
ゆかりちゃん
とおるくん
公務員にはブラックな仕事が多い
公務員と一口に言っても様々な仕事がありますね。以下の仕事は公務員でありながら、ブラック率が非常に高いと言われるものです。
- 教師・教員
- 警察官
- 消防士
- 自衛隊
警察官や消防士がブラックになりやすいのは想像がつきますよね。事件や火事があれば休暇中や睡眠中でも対応しなくてはなりませんし、もちろん事件・火事の最中に帰るなんて不可能ですから長時間の連勤になることも珍しくないです。
また、夜勤などで勤務時間も安定せず、場合によっては命の危険性だってあります。
他にも、教師・教員は長時間残業+持ち帰り仕事の温床。1週間の平均残業時間は15~25時間にも及ぶと言われています。仕事内容も子どもの教育や保護者への対応と、プレッシャーがありストレスになりやすいものが多いですね。
どれもやりがいがある仕事なのは間違いありませんが、それだけ仕事内容・労働時間はキツいもの。上記の仕事は退職率が高いとも言われています。
わりと体質が古い
市役所や警察署などは体質が古いとよく言われますね。そのため、以下のような要素に悩む方も多いとされます。
- 年功序列の傾向が強い
- ハラスメント行為がある
- 上司が精神論を唱える
ただでさえ日本は年功序列の傾向が強いわけですが、市役所や警察署などは特にその傾向があり、若い人の意見がなかなか通らないことも。また、上司の命令は絶対であり逆らえばパワハラなど、ハラスメント行為の対象になることも考えられます。
ハラスメント行為については上司や先輩によるため、職場の体質が古いから多いと一概には言えないものの、やはり体質が古く上司が絶対といった職場では発生率が高いように感じます。
そして、上司が「根性で乗り切れ!」といった精神論を唱えてくることも実際にあるとか。もはや漫画やドラマの話かと思われる精神論も、体質が古い職場では実際に見られたりします…。
結局のところ、公務員関係の仕事はいつまでも古いやり方に縛られ、新しいことを取り入れる姿勢があまり見られないこともしばしば。
とおるくん
ゆかりちゃん
飲み会が多い
上記で市役所などが古い体質とお話ししました。そのため、飲み会も頻繁に開催されがちです。
今や若い人はお酒を飲めないのが一般化してるように感じるのですが、上の世代からすれば関係ないのでしょう。
年功序列が強く上司の命令は絶対といった風潮ですので、なかなか上司の「飲み会には参加しろ!」といった命令も断ることができません。
人によっては好きでもないお酒を強制的に飲まされ、好きでもない上司を会話を強要される。しかも、それが月に何回もあったりするのですから地獄ですね。
とおるくん
ゆかりちゃん
世間の風当たりが強い
公務員は税金で働いていることもあり、わりと嫌われます。公務員をしていることを友人に話すと、妬みなのかよそよそしくされることもあるようです。市役所勤めだと住民から苦情が入ることも珍しくありません。
また、風当たりの強さは警察官なんかが有名かもしれませんね。事件があった時、解決が遅かったりすればバッシングの嵐です。
もちろん、民間の企業でも叩かれやすい仕事はあるものですが、公務員は教師や教員、警察官など特に叩かれやすい仕事が多いかもしれません。
選挙の時は長時間労働
公務員のブラックな部分と言えば、選挙による長時間の拘束でしょう。選挙に行ったことがある人は分かると思いますが、投票用紙を配るスタッフなんかがいますよね。あれ、基本的に市役所の職員なんです。
市役所の職員は選挙となれば、朝早くからスタッフとして働き、投票が終わった後は枚数確認作業をしなくてはなりません。
そんなこんなで作業終了は24時。下手をすれば翌2時や4時など深夜までかかることも…。朝6時半~深夜4時までの、ほぼ丸1日拘束もありえなくは無いでしょう。
また、選挙の次の日が出勤日であれば、少しだけ睡眠をとった後に仕事を始めなくてはならないのですから辛いものがあります。
救いは選挙の回数がそこまでは多くないことでしょうか。
一部の役職は災害時も出勤
地震や台風による洪水などの災害で警報が発表された時、一部の公務員は職場待機を命じられることがあります。具体的な役職としては国土交通省の人や、土木局の人などですね。
これは土日など休日であっても関係ありませんし、基本は警報が解除されるまで区域のパトロールなどが命じられます。警報の解除が朝になってしまうと、そのまま職場で夜まで仕事をしないといけないケースも…。
災害によって帰宅が命じられる一般的なサラリーマンとは逆のことが起きているわけですね。
とおるくん
ゆかりちゃん
公務員がブラックすぎて辞める人も多い!
さて、ここまで公務員のブラックな部分を紹介してきました。こんな状態ですから、公務員の仕事に嫌気がさして辞めてしまう方も少なくないようですね。
特に教師や教員、警察官なんかは離職率が高いと言われますし、市役所勤めで辞めてしまうケースも珍しくはないです。
公務員として働いていると「せっかく試験にまで合格して掴んだ仕事だから」と、仕事が辛いのに無理をして働き続けてしまう方もいるようですが、これは非常に危険です。
過度なストレスや疲労を受ければ、いずれ倒れてしまうかもしれませんよ。
公務員から民間企業に移った結果、残業や休日出勤が減り給料も増えた、といった事例もよく見かけますので、今の仕事に不満があるのなら退職・転職することをおすすめします。
もし、現在の上司が怖くて退職を伝えにくいのなら、退職代行サービスを頼る手もありますよ。民間企業勤めの方が利用する場合とは少し異なる部分もありますが、公務員でも退職代行を頼めることは多いです。
ほとんどの退職代行サービスは無料で相談を受け付けていますので、まずは相談だけでもしてみてはどうでしょうか?
とおるくん
ゆかりちゃん
とおるくん
公務員もそれなりにブラック
今回は公務員のブラックな部分などを紹介してきましたが、いかがでしたか?
結局のところ、公務員だから残業も休日出勤も無いといった事実は全くありません。民間の企業と同じで職場・部署によって残業や休日出勤の有無は異なります。
なお、公務員から民間企業への転職を考えている方は、求人広告の内容や企業の口コミ情報を入念に確認しましょう。今の仕事から抜け出したい一心だけで、いいかげんに次の職場を選んでしまえばほぼ確実に後悔しますよ!