各所で深刻な人手不足が問題になっている保育士。子どもが好きな人には最適な仕事だと思われがちですが、実はそれだけで成り立つ仕事でもありません。
今回は保育士に向いてる人・向いてない人の特徴をまとめましたので、これから保育士を目指す方や保育士として働く方は、ぜひ本ページを参考に保育士への適性を確かめてみてください。
今日はもうダメかも…
仕事に行きたくない…。行かなきゃいけないのは分かっていても「心」と「身体」がついていかない…。そんな時は会社に嘘をついてでも休みをとるべきだと思います。
上司や周りの人間はあなたの休みを快く思わないかもしれませんが、あなたの状態はあなた自身が一番わかっているはずです。精神を削られ過ぎて立ち直れなくなる前に対処しましょう。
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目次
保育士に向いてる人の特徴
さっそく保育士に向いてる人の特徴を確かめていきましょう。
- 子どもが好きな人
- 子どもの成長を楽しめる人
- コミュニケーションが得意な人
- 健康で体力のある人
- 通りの良い声を持ってる人
- ポジティブで明るい人
- 低賃金でも大丈夫な人
詳しい内容は下記で掘り下げていきます。
子どもが好きな人
保育士として働く以上、「子どもが好き」といった特徴は持っておいた方がいいでしょう。保護者や同僚など子ども以外と関わることも多い仕事ですが、大半の時間は子どもと過ごすことになりますから、子ども好きは必須の特徴とも言えます。
子どもの成長を楽しめる人
子どもが好きなだけでなく、子どもの成長を楽しめる方はより保育士向けでしょう。たとえば「〇〇くんが初めて〇〇を出来た!」といったタイミングで、保護者のように喜べる方は仕事をしていて「やりがい」を感じやすいでしょう。やりがいは仕事のモチベーションに繋がりますよ。
結局のところ同じ仕事を続けられるか否かは「仕事の中に楽しみを見出せるか」にあると思います。子どもの成長を楽しめる人は、毎日のように仕事で「楽しい!」と思える瞬間があるわけで、保育士を30年、40年と長く続けられると考えられます。
コミュニケーションが得意な人
子どもはもちろんのこと、保護者や同僚、上司など多くの方と関わる保育士ですから、コミュニケーション能力も身に着けておきたいところ。
昔からコミュニケーションが得意で人から好かれやすいタイプの人は、保護者から文句も言われにくく保育士を続けやすいと思われます。
ゆかりちゃん
健康で体力のある人
保育士の経験がある方はご存知の通り、保育士はとても体力を使う仕事です。元気に走り回る子どもと一緒に遊んでも息切れしない体力があると有利ですよ。
また、小さな子どもに合わせて中腰になったりすることも多いため、腰が強い方がいいかもしれませんね。
毎日子ども達と思いっきり遊んでも大丈夫な体力があり、適切な睡眠時間や食事により体調も崩さない。これも保育士を続ける条件のひとつだと考えておいてください。
通りの良い声を持ってる人
子どもに号令をかけて集めたり、子どもたちに物語を読み聞かせる保育士ですから、声の通りも重要になってきます。大きな声を出さずとも、自然と子どもたちの注意をひける通りの良い声を持っている方は保育士向きと言えるでしょう。
もちろん声が大きい方も保育士向けですが、常に大きな声を出すのはやや疲れてしまうため、天性的に通りの良い声を持つ方の方がより向いていると思われます。
とおるくん
ポジティブで明るい人
ポジティブで明るい性格の方は子どもから好かれやすいうえ、保護者からのクレームに対しても落ち込みにくいため、保育士に向いています。
保育士を続けていればモンスターペアレント(理不尽なクレームをつけてくる保護者)から攻撃を受けることもあります。そんな時にネガティブな方だと立ち直るのに時間がかかるでしょう。
しかし、ポジティブな方ならすぐに立ち直り、「同じようなクレームをつけられないためにはどうすれば?」と対策を考え始められるはずです。
モンスターペアレント以外にも同僚からのいじめや、問題児などストレス原の多い保育士。ネガティブで落ち込みやすい人だとメンタル的に辛いと思いますよ。
ゆかりちゃん
低賃金でも大丈夫な人
昨今、保育士の低賃金ぶりが話題になっていますね。もちろん職場によって異なると思いますが、保育士で高収入という方はそう多くないでしょう。
つまり、保育士に就くなら「低賃金でも大丈夫!子どもが好きだから!」くらいの意気込みが必要だと思われます。下手をすれば手取り15万円と言われる世界ですからね…。
とおるくん
ゆかりちゃん
保育士に向いてない人の特徴
次に保育士に向いてない人の特徴を見ていきましょう。
- 子どもが好きじゃない人
- 内気で恥ずかしがり屋な人
- 短気で怒りやすい人
- 潔癖症の人
- 身体を動かすのが苦手な人
- 声の大きさ・通りに自信がない人
- 絵や歌が苦手な人
詳しい内容は以下で掘り下げていきます。
子どもが好きじゃない人
そもそも子どもが好きじゃない人が保育士を目指すのか?といった話は置いておいて、やはり子どもが好きじゃない方は保育士に向きません。「子どもは苦手だけど給料のために…」という気持ちで続けるには、あまりに子どもと関わる時間が長すぎます。
それに、先ほど説明したように保育士は低賃金が一般的であり、「子どもと関われる」といったメリットを除いてしまえば、良い部分を探すのがやや難しめ(もちろん突き詰めていけばいろいろ良いところはあるのですが)。
「辛い時でも子どもの笑顔があれば大丈夫!」というのなら保育士向き。逆に「子どもの笑顔に癒される気持ちが分からない…」と思うのなら保育士には向きません。
内気で恥ずかしがり屋な人
たくさんの子どもを前に物語を読み聞かせたり、お遊戯のお手本を見せたりする保育士の先生が恥ずかしがり屋というのは辛いもの。特に子どもは察しが良いもので、恥ずかしがりながらの読み聞かせ・お遊戯では子どもの方も乗ってきてくれませんよ。
正直な話「恥ずかしさなんて捨てて、自分も子どもになって一緒に楽しむ!」くらいの心構えが必要でしょう。
それに子どもは「うんち」など大人が口にするのは恥ずかしいワードが大好き。そういったワードを口にすることも含め、何をするにも恥ずかしさが先行してしまう方に保育士は向きません。
ゆかりちゃん
短気で怒りやすい人
子どもに対して「集まれ~」と言って一瞬で集まるかといえば、そう簡単ではありません。時には子どもが全く言うことを聞いてくれないこともあります。
そんな時にすぐ怒ってしまうようでは保育士は務まらないでしょう。時に最近は保護者からクレームが入ることも多く、下手をすれば大きなトラブルに発展しかねません。
「忍耐力」も保育士に必要な要素のひとつ。これを読んでるあなたが短気で怒りやすく忍耐力が無いというのであれば、あなたは保育士に向いていないかもしれません。
とおるくん
潔癖症の人
子どもは泥遊びや砂場遊びが大好きですし、普通に食べ物もボロボロとこぼします。そんな子どもに付き合って泥遊びをしたり、食べこぼしを片付ける保育士の先生が潔癖症というのは辛いものがあるでしょう。
一般的なデスクワークであれば綺麗好きというのは魅力のひとつですが(常にデスクが整理されていれば必要なタイミングで必要なものが取り出せますからね)保育士の仕事においては足かせになると思います。
酷い場合には子どもの吐いたものを片付けたり、おもらしに対処したり。これを想像した時に「絶対に無理!」となってしまう潔癖症の人に保育士は向いてません。
身体を動かすのが苦手な人
子どもと一緒に踊ったり、追いかけっこをしたり、元気いっぱい歌ったり・・・とにかく保育士の先生は常に身体を動かします。そのため、身体を動かすのが苦手な人にも保育士はおすすめできません。
傍から「子どもは元気だなぁ」と眺めていて務まる仕事ではありませんからね。しかも、子どもと違って「疲れたから昼寝する!」とはいかないわけで、朝から夕方まで子どもたちと遊んで力尽きない程度の体力はほしいところです。
声の大きさ・通りに自信がない人
先ほど話したように、保育士は声の大きさや声の通りの良さが無いと続けにくい仕事です。声が小さく、声質的に声の通りも悪い方は保育士に向かないでしょう。
ゆかりちゃん
絵や歌が苦手な人
保育士の先生は保育園に飾る絵を描いたり、歌ったりすることもあり、極端に絵や歌が苦手だと辛いかもしれません。
最近だと、保育園に飾る絵はインターネット上のものを拡大印刷する手もあるため、絵が苦手でも絶対に保育士に向かないとは言いませんが、これもスキル所持者の方が有利ではありますね。
とおるくん
保育士に向いてない人はどうすべき?
ここまでの内容から保育士への適性が無いと感じた方は、以下2つ、どちらかの手段をとることをおすすめします。
問題点の改善を検討するのもあり
保育士に向いてないと思って方は、「保育士に向いてる自分」になれるか検討してみてはどうでしょうか?
たとえば、声が小さく保育士に向いてないのなら、カラオケやボイストレーニングで声が大きくなるよう努力する。
たとえば、内気で恥ずかしがり屋な人は自信を持って人前に出られるよう積極的な挨拶などで度胸をつける。
たとえば、身体を動かすのが苦手な方は毎朝のジョギングを導入して体力をつける。
といった感じで自分の悪いところを改善していけば、保育士に向いてる自分になれるかもしれませんよ。
とおるくん
ゆかりちゃん
退職して他の仕事に就くのもあり
保育士が向いてないと思えば、いっそ保育士を辞めてしまうのも手です。「どうしても保育士を続けたい!」といった強い意志があるならともかく、既に保育士への意欲が失せているなら、特に退職がおすすめですね。何といっても保育士は低賃金のうえにキツイと言われる仕事ですから…。
「保育士から事務職に転職したら楽すぎてびっくり!」といったような声もありますし、保育士を続けていて辛いと感じる方は退職からの転職も検討してみてください。
もし保育士不足などの理由から退職を言い出しにくいということであれば、退職代行サービスを使うといった手もありますよ。
とおるくん
ゆかりちゃん
保育士は向いてない・向いてるが分かれる仕事!
今回は保育士に向いてる人・向いてない人を紹介しましたが、いかがでしたか?
本文を見ると分かるように保育士は向いてる人と向いてない人がハッキリわかれる仕事です。また、いくら子どもが好きであっても、その熱意だけで続けるには辛い部分もありますので、もし保育士をしていて「疲れた…」と感じるなら退職を検討してみるのも手でしょう。
なお、いきなり退職してしまうのが心配であれば、保育士の仕事を続けながら転職エージェントなどを活用し、水面下で転職活動を進める手もありますよ。
ゆかりちゃん