人間関係って本当に難しいですよね。特に仕事では年齢や考え方が全く違う方と付き合わなければならないことも多々あります。
今回は、そんな人間関係の辛さから仕事を辞めたいと考える方のために、人付き合いが上手くいかない時に相談すべき相手や窓口、さらに人間関係に悩んだ時の対処法まで余すことなく紹介していきます!
人間関係のせいで仕事中に息苦しさを覚えるような人はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
今日はもうダメかも…
仕事に行きたくない…。行かなきゃいけないのは分かっていても「心」と「身体」がついていかない…。そんな時は会社に嘘をついてでも休みをとるべきだと思います。
上司や周りの人間はあなたの休みを快く思わないかもしれませんが、あなたの状態はあなた自身が一番わかっているはずです。精神を削られ過ぎて立ち直れなくなる前に対処しましょう。
もうどうしても会社に行くのが嫌なら退職を検討するべきでしょう。もしも自分の口から言えないのであれば「退職代行サービス」を利用してください。あなたの強い味方になってくれるでしょう。
目次
人間関係は仕事を辞めたい理由No1
一説によれば「人間関係の問題」は仕事を辞める理由のNo1なんです。たとえば、転職サイト「エン・ジャパン」が実施した「退職理由のホンネとタテマエ」についてのアンケートを見てみると、なんと25%もの人が人間関係を理由に仕事を辞めていたことが分かるのです。
- 人間関係:25%
- 評価・人事制度:12%
- 給与:11%
- 拘束時間(残業等):11%
- 社風・風土:11%
※合計が100%にならないのは主なものをピックアップしているためです。
人間関係以外の主な理由としては給与や拘束時間などですが、このアンケートにおいては人間関係が他の退職理由の2倍以上という結果でした。
あくまでも、いちアンケートにおいての結果ですから、他のアンケートでは「退職理由=人間関係」といった回答は少ないかもしれませんが、本アンケートは1,515名の回答を得たものですので信憑性は低くないでしょう。
とおるくん
ゆかりちゃん
人間関係が辛くて仕事を辞めたい時の相談相手
人間関係が辛くて仕事を辞めたくなった時は、誰かに相談してみるのがおすすめです。
自分の中で抱え込んでいるだけだと問題はそうそう解決に向かいませんが、誰かに話すことで思わぬアドバイスを受け、悩みが一気に解決することも。また、誰かに悩みを話すことで自分の気持ちが整理できるとも言います。
ここからは人間関係の悩みを相談できる相手を考えていきましょう。
家族や恋人など身近な人
人間関係の悩みを相談する相手として最も気軽なのが「家族」「友達」「恋人」「同僚」といった身近な人でしょう。仲の良い関係の相手なら悩みを打ち明けやすいですし、相手も快く相談に乗ってくれるでしょう。
悩み相談のプロフェッショナルではないため的確なアドバイス等を受けるのは難しいかもしれませんが、「誰かに悩みを話す」といった行為自体がストレス解消や気持ちの整理に繋がります。
また、既に30年、40年と働いてきた社会人経験が豊富な両親・先輩からは自分では考えもしなかったようなアドバイスを受けられる可能性も。
悩みを一人で抱えて延々と考えていても、さらに辛くなることがほとんどです。まずは話しやすい身近な人へ相談をもちかけてみましょう。
とおるくん
上司や人事担当
悩みの種を作っているのが上司でなければ、まず上司へと悩みを相談してみるのもいいでしょう。たとえば、「明らかに職場の空気を悪くしているお局様(おつぼねさま)がいる」といった状態なら、上司としても放置しておくのは不本意なはずです。
もし悩みの種が上司にあったり、上司に話してもらちが明かない時は人事担当の人に相談してみるのもありです。人事担当の方が真面目であれば、何とか従業員が安心して働ける環境を作ろうと動いてくれる可能性もあります。
また、それなりの規模の企業であれば、上司や人事担当に「異動はできませんか?」と相談を持ち掛けることで、別の部署へ異動して人間関係をリセットできるかもしれませんよ。
ゆかりちゃん
SNSやネット掲示板
見知った人に相談を持ち掛けるのが難しいなら、SNSやネット掲示板で解決法を募集するのもありかもしれません。
ただ、SNSやネット掲示板への書き込みは基本的に誰でも閲覧できるわけですから、個人や企業が特定されてしまうような書き込みはNGです。
もし特定されるような書き込みをしてしまえば、上司などに知れ渡り会社に居づらくなってしまいますからね。具体的な情報はぼかし、書き込みの前にはネット公開しても問題のない文章か?必ず何度も読み返しましょう。
とおるくん
労働に関する相談窓口
世の中には電話や対面、メールなどで労働の問題を相談できる窓口が数多く存在しています。例としては下記のような窓口がありますね。
相談窓口は基本的に無料で利用できますし、電話やメールであれば全国どこからでも相談に乗ってもらえます。
「専門の窓口に相談」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、「話を聞いてもらって気持ちを整理したい」といった目的で利用するのもありだと思いますし、あまり気負わず気軽に利用してみてくださいね。
ゆかりちゃん
とおるくん
ハラスメント行為も相談窓口へ
人間関係の悩みが「パワハラ」「モラハラ」などハラスメント行為に発展しているのなら、ハラスメントに関する相談を受け付けている窓口を利用するのがおすすめです。例としては以下のような窓口ですね。
- 社内のハラスメント窓口
- 総合労働相談コーナー
- 法テラス
- みんなの人権110番
- 日本労働組合総連合会
などなど。今やハラスメント行為に悩む人は後を絶えず、多くの窓口が設置されています。上記の窓口に関しては無料で利用できますので、ハラスメント行為に悩む人はすぐにでも電話やメールをしてみましょう。
なお、ハラスメントの相談については証拠があると話がスムーズに進みます。証拠としては「ハラスメント行為の瞬間を撮影・録音したデータ」「ハラスメント行為が分かるメール・LINE履歴」などがありますね。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事の人間関係が辛い時の対処法
仕事の人間関係で悩んだ時は誰かにそのことを相談するのもおすすめですが、以下のように自分の考え方を変えたり、積極的に行動するのもおすすめですよ。ここからは人間関係が辛いと感じた時の対処法を紹介します。
積極的な行動で人間関係を良好にする
一度悪くなってしまった人間関係を良好にするのは難しいものですが、以下のような行動を積極的に起こすことで、徐々に人間関係が改善していく可能性はありますよ。
- ちゃんと挨拶やお礼をする
- 誰かに接する時は笑顔
- 悪いと思ったら素直にあやまる
- 飲み会への参加率を上げる
- 自分から同僚や先輩に話しかける
- 職場の人の悪口は言わない
- 報連相(ほうれんそう)を忘れない
コミュニケーションの基本である挨拶やお礼を笑顔で行う。これだけでも印象はグッと良くなりますし、毎日の挨拶は同僚や上司と話すきっかけにもなりますね。
また、仕事でミスをした際などは誰かのせいにせず素直にあやまる。これも周りとの仲を円満にするコツのひとつです。
あとは飲み会などへの参加率も上げ、周りと積極的に会話をしていきたいところ。正直、これらの行動を常に心がけるのは大変ですが、積極的な行動により人間関係がよくなればグッと働きやすくなるはずですよ。
もちろん全ての行動を実践する必要はありません。まずは笑顔で挨拶やお礼だけでも大丈夫ですので、ぜひ試してみてください。
とおるくん
仕事の関係だと割り切ってしまう
やや冷たい言い方になりますが、職場の同僚や上司はあくまでも仕事仲間であり、必ずしも仲良くなる必要はありません。言ってしまえば、仕事に支障がないくらいの最低限のコミュニケーションが出来ればいいわけです。
無理に「同僚や上司とは絶対に仲良くしないと!」なんて考えると、人間関係の悪い職場ではストレスをためるばかり。「まぁ、どうせ仕事でしか付き合わないし」と考えるくらいの方が精神衛生上、良い会社も存在します。
そもそも、人間はその数だけ性格があるわけで、どうしたって相性が悪い人もいるものです。
「仕事上の付き合いなんてこんなもの」と考えて自分の仕事に集中した方が効率的かもしれませんよ。
とおるくん
ゆかりちゃん
部署異動を申し出る
先ほど少し触れましたが、人間関係が上手くいかない時は部署異動を申請してみるのもいいでしょう。部署異動が叶えば現在の人間関係をリセットすることができますよ。
ただし、部署が変わると言うことは仕事内容や働き方が変わる可能性もあるため、現在の仕事内容は気に入っているものの、人間関係に問題があるといった場合にはイマイチな解決方法かもしれません。
仕事を辞めてしまう
どうしても人間関係の辛さでストレスを溜めてしまうなら、いっそ退職して新しい職場を探すのもありでしょう。
特に小さな会社だと部署異動で現在の人間関係から逃げることもできませんからね。それに、近年は転職支援サービスのおかげで転職の難易度も下がってるんですよ。
なお、人間関係で退職する際に注意したいのが、正直に「人間関係が悪いので辞めます」と伝えるのはNGということ。いくら正直なのが良いとはいえ、会社や職場の人の悪口を伝えたうえでの退職というのは社会人のマナーとしてちょっと・・・と感じてしまいます。
冒頭で大規模アンケートでも退職理由に人間関係をあげる方が多いことは話しましたが、同アンケートでは本音のまま「人間関係が悪いから辞めます」と伝え方が非常に少ないことも分かっています。
ほとんどの人は人間関係が悪いといった本音を避け、「家庭の事情」「体調不良」など当たり障りない退職理由を利用しているんですよ。皆さんもなるべく角を立てない退職理由を考えておきましょう。
なお、退職理由が思いつかなかったり、上司との関係が悪くて退職を伝えにくい時には「退職代行サービス」を頼る手もありますよ。退職代行サービスは退職者に代わって上司へと退職の意思を伝えてくれる存在で、サービスによっては即日での退職も可能となっています。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事で人間関係に悩まない転職先の見つけ方
退職後は当然ながら新しい職場を見つけるわけですが、この時、人間関係が悪い企業に入社してしまわないよう気をつけたいところ。せっかく転職しても、また人間関係が悪ければ再転職する羽目になりかねませんからね。
人間関係の悪さから転職する際は、なるべく下記の点を意識してみてください。
- 転職エージェントを頼る
- 企業の口コミサイトを確認する
- 面接の際などに企業の中を確認する
近年は理想の職場へ移るために転職エージェントを利用する方が増えていますね。転職エージェントは企業の人事担当とやりとりしていたり、企業の雰囲気を把握していることが多く、人間関係の良い職場を紹介してくれたりします。
また、実際に企業に勤めていた方が、その企業に関する口コミを投稿するサイトをチェックするのもおすすめです。代表的なサイトとしては「カイシャの評判」「キャリコネ」などがありますので、ぜひ興味がある企業の情報が無いかチェックしてみてください。
ゆかりちゃん
人間関係で仕事を辞めたい時はまず相談してみよう
人間関係で仕事を辞めたい時は、まず誰かに相談してみるのがおすすめです。自分ひとりの考えだけでなく、他人の考えを聞くことで視野が広がり、思わぬ側面から悩みが解決する可能性もありますよ。
誰かに相談するという行為は単純に「ストレス解消」や「気持ちを整理できる」といったメリットを持つのもポイントでしょう。
もちろん、どうしても人間関係が辛くて仕事を辞めたいのなら、実際に辞めてしまうのも手ですが、その際はまた人間関係が悪い職場へ転職してしまわぬよう十分に気を付けてくださいね。
とおるくん