仕事でプレッシャーを感じてしまうことってありますよね?
適度なプレッシャーであればよい方向へと働くことも多いのですが、押しつぶされそうなほど過度なプレッシャーだと強いストレスを感じてしまい、「仕事を辞めたい!」と思ってしまうことも…。
そこで今回は仕事で感じるプレッシャーの原因や対処法などを紹介します。プレッシャーでしんどい・・・といった方は最後までチェックしてみてくださいね。
今日はもうダメかも…
仕事に行きたくない…。行かなきゃいけないのは分かっていても「心」と「身体」がついていかない…。そんな時は会社に嘘をついてでも休みをとるべきだと思います。
上司や周りの人間はあなたの休みを快く思わないかもしれませんが、あなたの状態はあなた自身が一番わかっているはずです。精神を削られ過ぎて立ち直れなくなる前に対処しましょう。
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目次
仕事で適度なプレッシャーは良いものの…
仕事において適度なプレッシャーは良い方向へと働きます。たとえば、「上司に出来を期待されている書類作成」と「上司に全く期待されておらず誰も見ないような書類作成」では、おそらく前者の方が良いものが出来上がるでしょう。というより、後者の方はやりがいを感じられないため、手を抜いてテキトーに仕上げる方がほとんどだと思います。
スポーツにおいても特に緊張感のない練習試合よりも、適度なプレッシャーのかかる大会の方が高パフォーマンスを発揮できる、といった話がありますね。
しかし、あくまでも良い方向に働くのは“適度なプレッシャー”であり、過度なプレッシャーはよくありません。プレッシャーがかかりすぎてストレスを溜めてしまったり、緊張感が強くなりすぎると本来の力を発揮できないどころか、大切な場面で失敗してしまう恐れもあるでしょう。
あなたが感じているのが適度なプレッシャーで仕事へ良い影響を与えているならそのままの状態を維持しておくべきですが、過度なプレッシャーでストレスを強く感じるなら早めに対処しておいた方がいいですよ。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事におけるプレッシャーの種類とは
仕事におけるプレッシャーの原因や対処法を知る前に、まずはプレッシャーの種類を把握しておきましょう。仕事におけるプレッシャーは主に以下3種類が存在すると考えられます。
- 自分で作り出すプレッシャー
- 上司から感じるプレッシャー
- 同僚から感じるプレッシャー
それぞれのプレッシャーの内容については下記で紹介していきます。
自分で作り出すプレッシャー
まずは自分で作り出してしまうプレッシャーです。上司としては何の気も無しに「この仕事をやっておいて」とお願いしたのに、「上司は自分に期待しているからこそ、他の誰かではなく自分に仕事を任せたに違いない」と考え、プレッシャーを背負ってしまうパターンです。
また、逆に上司としては期待して仕事を任せたのに「自分の能力で十分な仕事ができるわけない…」と過小評価してしまい、プレッシャーを感じることもあります。
上司から感じるプレッシャー
最も感じることが多いであろうプレッシャーが、上司から感じるものです。たとえば、「前回もノルマ達成できたし今回も余裕だな!」「前回は〇〇ができたから、今回は〇〇に挑戦するか!」など、期待されていることが分かると強いプレッシャーを感じてしまいます。
上司からの期待に応えることが出来れば評価アップも狙えるため、仕事におけるチャンスとも捉えられるプレッシャーですが、人によっては重荷になりすぎて仕事を辞めたくなってしまうこともあるでしょう。
同僚から感じるプレッシャー
同僚からプレッシャーを感じることも少なくないですね。他の仕事仲間が残業をしていると帰りにくいなど、場の雰囲気による圧力がこれに該当します。
いわゆる「同調圧力」とも呼ばれるものですね。これに逆らうと悪目立ちしてしまうため、場の空気が読めるタイプの人だと無理に耐えてしまうことも多いでしょう。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事でプレッシャーを感じる原因とは
次は仕事でプレッシャーを強く感じてしまう原因を考えていきましょう。主な原因としては以下があげられます。
- 大事な仕事を抱えている
- 周りに期待されている
- 仕事ができない人に見られたくない
それぞれの原因について下記で掘り下げていきましょう。
大事な仕事を抱えている
会社の命運を分けるプロジェクトなど、大事な仕事を任されている時は強いプレッシャーを感じてしまいます。特にチーム単位ではなく、一人で大きな仕事を受け持つ場合はプレッシャーに押しつぶされそうになりますね。
真面目な人だと「大事な仕事だから完璧に仕上げなくてはならない」という考えから、よりプレッシャーが強くなり、仕事が一向に前へと進まない恐れもあるでしょう。
とおるくん
周りに期待されている
以前に上司や同僚から評価された経験があり、周りから期待されていることが分かっていると、その気持ちを裏切りたくない一心から大きなプレッシャーを抱え込んでしまいます。
学校で優秀な成績の人ほど先生や両親からのプレッシャーが強く、人によっては耐えきれずに逃げ出してしまうと言いますよね。それの仕事版だと思ってください。
ゆかりちゃん
仕事ができない人に見られたくない
やや極端な話ですが、仕事で何度もミスをすれば上司や同僚から「あいつは仕事ができない」とレッテルを貼られてしまう可能性もありますよね。
そんな状況に陥るのが怖くて仕事に対してプレッシャーを感じてしまうパターンも。これは「自分で作り出す」タイプのプレッシャーです。
特に仕事において既に何度もミスを重ねている人は、「これ以上のミスはさすがに…」と追い込まれがち。しかし、そう考えれば考えるほどプレッシャーからのストレスで仕事は上手くいかなくなってしまうものです…。
こんな人は仕事でプレッシャーを感じやすい
以下のような人は仕事でプレッシャーを感じやすい傾向にあります。自分の特徴に当てはまるものがないか確認してみましょう。
- 真面目な人
- プライドが高い人
- 頼みを断れないイエスマン
真面目な人
真面目な人ほど仕事に対して責任感を強く持ちます。もちろん責任感を持つのは立派なことですが、責任感から「任された仕事は完璧にこなさなければ!ミスはできない!」と考えてしまうことも。
「ミスはできない!」なんて考えながら仕事を続けていれば、結果は良いものが出来上がるかもしれませんが、常にプレッシャーへとさらされることになるでしょう。
また、真面目な人ほど「上司や先輩の期待に応えなければ!」と考えてしまうのもプレッシャーを受けやすい原因だと思われます。
プライドが高い人
先ほど「ミスはできない!」といった考え方がプレッシャーに繋がるのはお話ししましたね。
プライドの高い人だと、自分のプライドを保つために「ミスはできない!」と考えてしまい、やはりプレッシャーを感じがち。
真面目な人は「自分の責任を果たすため」に。プライドの高い人は「自分の尊厳を守るため」にプレッシャーを感じてしまうわけですね。
頼みを断れないイエスマン
他人からの頼みを断ることができず、何でもかんでも引き受けてしまう人はプレッシャーを抱え込みがちです。
全てが自分ひとりで解決するタイプの仕事であればそうプレッシャーも感じませんが、誰かから頼まれた仕事というのは、ほぼ確実に上司や同僚の目に触れるわけですから、いくら仕事の規模が小さくても緊張感は生まれますよね。
頼みを断れないタイプの人は、それを1つ2つではなく大量に抱えてしまうのですからプレッシャーもそうとうなもの。仕事の量が増えすぎると「こんな量の仕事を本当に一人で片付けられるのか?」といったプレッシャーも誕生します。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事のプレッシャーへの対処法!
ここからは仕事のプレッシャーへの対処法を紹介します。プレッシャーによるストレスに耐えられない!といった方はぜひチェックしておいてくださいね。
- 最悪のケースを考えておく
- 深く考えず仕事を始める
- 多少のミスは大丈夫と考える
- 誰かを頼る
- 大きな仕事の一部と考えない
- 適度なプレッシャーは良いものと考える
- 適度にストレスを解消する
それぞれの内容については下記で掘り下げていきましょう。
最悪のケースを考えておく
ネガティブな方法で申し訳ないのですが、プレッシャーを感じた時は、その仕事における最悪のケースを考えてみてください。たとえば書類作成を任されたとして、その仕事でミスをした場合はどうなるでしょう?
上司に命を取られる・・・なんてことはまず無いですよね。せいぜい上司から怒られ、少し信頼が下がるくらいでしょうか。
こうして考えると、仕事で失敗をしたとしても損失はそこまで大きくないですよね。「まぁ、ミスをしても怒られるくらいだし」と考えれば、仕事に対するプレッシャーも軽減するのでは?
医師など最悪のケースが本当に最悪な仕事は別として、おおむねの仕事は最悪のケースを想定しておくことでプレッシャーを和らげられるでしょう。
深く考えず仕事を始める
「この仕事が本当に自分に務まるのか…」「上手く書類を作成できるだろうか…」と、未来への心配をしていても仕方ありません。むしろ、そんなことを考えれば考えるほど不安感が強くなってしまいます。
ですので、仕事にはさっさと取り組んでしまいましょう。仕事を始めた結果、予想以上にスムーズに仕事が進んで、「上手くできるか悩んでる時間がもったいなかった」となるかもしれませんよ。というより、その可能性は高い気がします。
未来への心配をすればするほどプレッシャーも強くなるわけですし、あまり深くは考えず手を動かし始める方が効率的でしょう。
多少のミスは大丈夫と考える
真面目で完璧主義な人は「仕事で絶対にミスは許されない!」と考えプレッシャーを抱え込みがちです。しかし、人間が行う仕事において絶対はありません。どんな優秀な人でもミスの1つや2つはするものです。
あまり「完璧に!完璧に!」とは考えすぎず、「多少のミスなら大丈夫」くらいの気持ちで仕事へ取り組みましょう。いくら厳しい上司でも些細なミス1つで怒鳴ってきたりはしないはずです。
もし些細なミスをネチネチ指摘してくる上司や先輩しかいない職場なら、そこはブラック企業の可能性大ですので、プレッシャーの対処うんぬんの前に転職を考えた方がいいかもしれません…。
誰かを頼る
企業に勤めている方なら周りに上司や先輩、同僚がいるわけですし、プレッシャーを強く感じる時は誰かを頼るのもいいでしょう。
一人で抱え込まずに上司や先輩に相談することでプレッシャーが緩和されることもあります。時には「分かる!自分も昔はそんな風にプレッシャーで悩んだなぁ。あの時は〇〇をして乗り切ったっけか」と面白い体験談を聞けるかもしれませんよ。
また、仕事の量が多くて困っているなら同僚や後輩に手伝ってもらったっていいんです。
とおるくん
大きな仕事の一部と考えない
大きなプロジェクトを任されてしまうと、書類作成や交渉ひとつにしても「大きなプロジェクトの一部だから慎重に行わないと…」とプレッシャーを感じがちです。
こんな時は考え方を変えてみましょう。たとえば、書類を作成する際も大きなプロジェクトの一部とは考えず、とにかく書類を作成することだけに集中するのです。それを大きなプロジェクトの一部と考えなければ、普段のように冷静に書類を作成できるはずですよ。
適度なプレッシャーは良いものと考える
冒頭でも話したように、適度なプレッシャーはパフォーマンスを引き出すきっかけになります。ですので、「自分は仕事に対してプレッシャーを感じているから質の良い仕事ができるはず」と、自信を持って仕事をしてみてください。
ようは、プレッシャーをネガティブなものとして捉えるから辛くなるのです。ぜひプレッシャーをポジティブなものとして捉えてみてくださいね。
ゆかりちゃん
適度にストレスを解消する
プレッシャーへの対処法とは少し異なりますが、プレッシャーからストレスを強く感じる時は、適度にストレスを解消しましょう。
そうしないと、「ストレスで仕事のパフォーマンスが低下」→「仕事でミスが増える」→「よりプレッシャーが強くなる」→「プレッシャーから強いストレスを受ける」といった悪循環に陥りかねません。
休日を大好きな趣味の時間に充てたり、仕事終わりにジムへ通ったり、自分なりの方法でストレスを解消していきましょう。
とおるくん
どうしても仕事のプレッシャーに耐えられない時は退職も検討しよう
さて、今回は仕事のプレッシャーの種類や原因、対処法などを紹介してきましたが、いかがでしたか?
最後にひとつ。どうしても現在の仕事のプレッシャーに耐え切れないのであれば、仕事を辞めてしまい、もう少しプレッシャーの少ない仕事へ移るのも手ですよ。
特に看護師など常に大きなプレッシャーがかかる仕事は、ストレスで本当に辛くなります。メンタルの弱い自覚のある方は、ストレスでうつ病などを発症する前に転職を検討した方がいいのかもしれません。
とおるくん