「仕事が常に楽しくて悩みもない」なんて方は稀でしょう。ほとんどの人は「仕事がつまらない!辞めたい!」と一度は考えたことがあるはずです。
そんな時、「勢いに任せて辞めていいのか」。はたまた「もう少し頑張ってつまらない仕事を続けるべきなのか」。迷ってしまいますよね。
そこで今回は仕事がつまらなくて辞めたいと考えている方のために、仕事を辞めてしまう危険性や、つまらない仕事を続けるデメリット、仕事がつまらない原因・対策などを紹介していきます。
今日はもうダメかも…
仕事に行きたくない…。行かなきゃいけないのは分かっていても「心」と「身体」がついていかない…。そんな時は会社に嘘をついてでも休みをとるべきだと思います。
上司や周りの人間はあなたの休みを快く思わないかもしれませんが、あなたの状態はあなた自身が一番わかっているはずです。精神を削られ過ぎて立ち直れなくなる前に対処しましょう。
もうどうしても会社に行くのが嫌なら退職を検討するべきでしょう。もしも自分の口から言えないのであれば「退職代行サービス」を利用してください。あなたの強い味方になってくれるでしょう。
目次
仕事がつまらなくて安易に辞めるのは危険
「仕事がつまらないなら今すぐ辞めるべき!」という方もいますが、一時的な感情に任せて仕事を辞めてしまうのは危険かもしれませんよ。
特に転職先を見つける前の退職は危険で、「介護職は人手不足だし退職しても簡単に転職できるだろう!」と考え退職した方が、「予想以上に転職が難しい…」と悩み安易な退職を後悔した話もあります。
また、「仕事がつまらない」という感情は一過性の場合も少なくありません。今は仕事がつまらないと感じていても、数週間、数か月ほど我慢すれば、「仕事がつまらない」という感情は消えているかもしれませんよ。
そのため、今現在「仕事がつまらない」と感じていても、急いで退職することはあまりおすすめできません。ただ、「仕事がつまらない」が何週間も何か月も続いているのなら退職も視野に入れた方がいいかもしれないですね。
いつまで経っても「つまらない」が解消されない仕事を続けるのはデメリットが多すぎますから…。これについては下記で紹介しましょう。
とおるくん
ゆかりちゃん
しかし、つまらない仕事を続けるデメリットも多い
常に「つまらない」と感じる仕事には多くのデメリットがあります。たとえば下記のようなものが有名でしょう。
- 仕事の効率が上がらない
- スキルアップも難しい
- 毎日が楽しくなくなる
- ストレスもたまる一方
皆さんも経験があると思うのですが、心の底から楽しいと思える事って知識の吸収が早いですよね。つまらないと感じる勉強は何時間やっても頭に定着しないのに、大好きなゲームに知識は意図せずともガンガン頭に定着していく。なんて経験のある方も多いはずです。
つまり、「つまらない」と感じる仕事を無理に続けていても、仕事に関する知識・スキルの吸収が非常に遅く、なかなか仕事の効率が上がることはないでしょう。下手をすれば同期に大きな遅れをとり、常に劣等感を味わうことになるかもしれません。
また、仕事は1日におおむね8時間。残業のある会社なら9時間、10時間と行いますよね。1日の睡眠時間が6時間だとしても残りは18時間なわけで、仕事がある日については活動時間の半分近く、下手をすれば半分以上を会社で過ごすことになります。
1日の活動時間の半分以上を充てる仕事がつまらない・・・これでは毎日が楽しくなくなってしまうのも必然でしょう。
このように、つまらないと感じる仕事を続けるのはデメリットが多すぎますので、何週間、何か月も仕事がつまらないと感じ続けているのなら、早めに原因を割り出し対策を講じたり、退職を検討した方がいいでしょう。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事がつまらない原因ごとの対策
ここからは、仕事がつまらないと感じてしまう原因と、原因ごとの対策を紹介します。
人間関係が悪い時は積極的に挨拶!
仕事の面白い・つまらないは職場環境に左右されることも。いくら仕事内容自体は面白いものでも「職場の人間関係が悪くて雰囲気が重い」「すぐに怒る上司がいてビクビクしながら仕事している」といった環境では楽しく仕事ができないでしょう。
このように、人間関係で仕事がつまらないと感じているパターンの方は非常に多いようですね。退職理由の1位が「人間関係が悪かったから」になっているアンケート結果も数多く目にしてきました。
しかし、退職してしまう前に何とか職場の人間関係を改善できないか努力してみませんか?
具体的には「毎日しっかり挨拶をする」「お礼をきちんと言う」など。簡単な挨拶やお礼から徐々に人間関係が良くなることも少なくないんですよ。
とおるくん
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単純作業で苦痛なら目標を設定!
「延々とデータ入力」「延々とライン作業」など、単純なうえ繰り返しの作業ばかりだと仕事に飽きてしまいますよね。この“飽き”が仕事のつまらなさに繋がっている方も多いでしょう。
そんな時には何かしらの目標を設定してみるといいですよ。たとえば、「今までお昼までに4枚しか仕上げられなかった書類を5枚仕上げる」「1件あたりのデータ入力を5分短縮する」など。目標を設定しておくとゲーム感覚で仕事を楽しむことができます。
とおるくん
ゆかりちゃん
残業が多い時は仕事の効率化を図る!
いくら好きな仕事でも量が多すぎて残業・休日出勤確定だとやる気が出ませんね。また、残業や休日出勤の多さから疲労が蓄積し、仕事への意欲を失っている方もいるでしょう。
残業や休日出勤に対しては、仕事の効率化で対策するのが一番かもしれません。容易なことではありませんが、ツールの使用や作業手順の見直しなどで仕事を効率化できれば、やや多めの仕事量も早めに片付けられると思います。
あまりにも仕事量が多すぎるブラック企業の場合は別ですが、仕事の効率化はあなたの評価にもつながるはずですので、ぜひ試してほしいところです。
暇な時間が多すぎる時は部署異動を申請!
上記とは逆パターンで、仕事量が少なすぎてつまらないと感じてしまうケースもありますね。人間は贅沢なもので、忙しすぎるのもダメなら、暇すぎるのもダメだったりするんです。
特に「仕事をガンガンこなして昇進を目指すぞ!」といったタイプの方にとって暇すぎるのは苦痛でしかありません。
仕事が暇すぎてつまらないと感じるなら、上司や人事へと部署異動をお願いしてみましょう。部署が変われば仕事が増える可能性もありますし、仕事内容が変わるためマンネリからの「仕事がつまらない」も回避できるはずですよ。
とおるくん
給与が低いなら昇進を目指す!
自分の頑張りに対しての給料が低いと、これまた「仕事がつまらない」と感じやすいですね。「成果を出す」→「上司に評価される・褒められる」→「頑張ったご褒美に給料アップ!」→「もっと頑張れる!」のパターンが成立しないのは辛いものです。
このパターンの場合は、資格やスキル取得からの昇進を目指してみてはどうでしょうか。もちろん、昇進は容易なことではありません。しかし、取得した資格やスキルはもし転職したとしても、きっと転職先で役に立ちますよ。
ゆかりちゃん
プライベートが原因なら問題解決に尽力!
家族や恋人などプライベートな部分に問題があると、仕事が楽しいと感じられませんよね。人によっては「仕事中はプライベートを忘れられて楽しい!」となるようですけど、ほとんどの人は「〇〇のことが気になって仕事に集中できない…」のパターンだと思います。
おそらくプライベートで問題を抱えている限りは仕事を楽しいと感じられませんので、まずはプライベートな問題の解決に尽力してみてください。問題解決に成功すれば、仕事が今より楽しいと思えるはずですよ。
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事がつまらない時にとるべき行動
「仕事がつまらない」と感じながら仕事を続けることはおすすめできません。先ほど紹介した通り、つまらない仕事にはデメリットが多いですからね。そこで、ここからは「仕事がつまらない!」と感じた時に取るべき行動を紹介していきます。
つまらない原因ごとの対策をとる
仕事がつまらないと思った時にまずやってほしいのが、「仕事がつまらない原因を解析」→「原因に則した対処法を実行」ということです。
冒頭で話した通り仕事をいきなり辞めてしまうのもリスクがありますからね。まずは今の職場で何とか状況を改善できないか考えてみましょう。
なお、仕事がつまらない原因と対策については先ほど紹介済みです。読み飛ばしてしまった方は、少し上にスクロールして原因ごとの対策を確認してみてください。
とにかく本気で働いてみる
仕事がつまらないのは本気を出していないから、といった意見もあります。確かに、スポーツにしてもゲームにしても、真剣に取り組んで深い部分へと触れていくことで、より楽しさが分かってきますからね。この意見もごもっともでしょう。
というわけで、まだ本気を出していない人は仕事に対して本気で取り組んでみてください。
本気で仕事へ取り組んだ末に結果が出てくれば、上司や先輩から評価される&褒められるのはもちろんのこと、「この仕事はこうすれば結果が出るのか!」とコツが掴めてきたりと、どんどん楽しくなっていくと思いますよ。
とおるくん
ゆかりちゃん
SNSなどで体験談を探してみる
「人間関係のせいで仕事がつまらない」「マンネリ化で仕事がつまらない」などポピュラーな原因から仕事がつまらないといったことなら、おそらくSNS等に同じような体験談がごまんと存在するはずです。
そういった体験談をチェックすることで「みんな同じような悩みを抱えながら仕事をしてるんだな。自分も頑張らないと」と、勇気を貰えますよ。
これが根本的な解決になるかは微妙ですが、仕事がつまらないのは自分だけじゃないことが分かると少しは安心感が出てくるでしょう。
本気でつまらない時は退職を検討
ここまで「仕事がつまらない」を改善する方法をたくさん紹介してきました。しかし、これらの方法で確実に「仕事がつまらない」を改善できるわけではありません。人によってはつまらない度合いが深刻で、何をやっても仕事が楽しく感じられないこともあるでしょう。
そういった場合は、もはや根本的に現在の仕事があっていない可能性が高いです。人間同士に相性があるように、人と仕事にも相性がありますからね。どう努力しても楽しいと感じられない仕事は存在するものです。
極端な話、「身体を動かすのが大好きで体力に自信がある!」といった人が、ほぼ1日中座りっぱなしの事務職についても、なかなか楽しさを見いだせないでしょう。
と、いうわけで。どうしても「仕事がつまらない」を脱せないのであれば、退職を検討するのもいいと思います。安易な退職ではなく、現状打破できないかじっくり考えたものの無理と分かった後の退職であれば、後悔するケースも少ないでしょう。
ゆかりちゃん
とおるくん
ゆかりちゃん
仕事がつまらない時は早めに対策を!
つまらないと感じながら仕事を続けても効率はそう上がりませんし、おそらくストレスもどんどん蓄積してしまうでしょう。下手をすればストレスから精神的な病気まで追い込まれてしまう恐れもあります…。
そのため、仕事がつまらないと感じるなら早めに対策を講じるのがおすすめです。まだ「仕事がつまらない」と感じ始めて1日、2日なら時の経過で解決する可能性もありますが、既に数週間、数か月と続いているなら、おそらく何かしらの行動をおこさなければ現状は打破できませんよ。
基本的には、まず現在の職場で状況を改善できないか考え、それが無理そうであれば仕事を辞めて次の職場を探すのがいいと思います。
とおるくん